前職は男性ばかりの職場、厳しい上司。働くママが振り返る、苦難のOL時代
いわゆるOLといったかわいいものではありませんでした、私の独身時代。
周りは機械メーカーの開発だったので男性ばかり。
でも専門分野に詳しく勉強家で向上意識も強い人が集まる職場で、私もその中で働けるのはとても誇らしかったし楽しかったんです、当時はね。
家に関わる仕事をしたかったけどなぜか機械系の技術職に
そもそも大学で理系学部に進学したのは、家とか住空間に関わりたかったから。
インテリアとかモデルハウスとかが小さいころから好きな子でした。
ですが学生時代の進路決めでいろいろあった結果、機械の道に進むことに。
そのまま機械系メーカーに就職し、開発に従事。
デキる男たちの集まる職場
職場には、事務の女性が2人いましたが、部屋が違ってほとんど接点なし。
一緒に働く男性たちはみな優秀でした。
技術で働く女性は私だけでしたが、みんな年齢が近い比較的若手の職場で話しやすく、わからないこともすぐに教えてくれるし相談にも乗ってくれます。
お互いに情報共有しながら切磋琢磨する、勢いのある職場でした。
鬼上司
直属の上司からはビシバシ指導されました。
鬼上司で有名でしたが、厳しくも正しい方向に導いてくれるその上司は、みんなから尊敬される人。若手にもしっかり指導してくれるし話も面白い、なんとも魅力のある人物でした。
私も、この上司に認めてもらいたい、という思いから、日々努力して必死でしがみついていく毎日でした。
結婚・出産、そして妊娠
そのかいあってか社内の昇進試験にも合格し、3年目にはプロジェクトも任せてもらい、なんとか目標とする成果も出せてほっとすると同時に、さらにやりたいことが出てきてやる気に満ち溢れていました。
そんな時、半年前に結婚した夫との子供を授かることができたのです。
厳しい鬼上司に恐る恐る報告すると、「戻ってきてな(関西弁)」となんともありがたいお言葉。
晴れて、産休を取得することになったのです。